ゴート族は

ゴート族は、ゲルマン系の民族で、東ゲルマン系に分類されるドイツ平原の古民族。

バルト海南部から黒海沿岸部に移動した後、いわゆる「ゲルマン民族の大移動」によってイタリア半島やイベリア半島に王国を築いた。

ローマ帝国の軍勢と戦い、壊滅的打撃を与えたこともある精強な軍を持った民族である。

また、ゲルマン系のなかでは早くからローマ帝国の文化を取り入れて独自のルーン文字を残したほか、ローマ軍に傭兵として雇われるなど、後期のローマ帝国の歴史において大きな役割を担った。

ゴートに纏わる言葉として、ルネサンス時代に野蛮なという意味で用いられ始めた「ゴシック」がある。

また、スウェーデンの地名にはゴートが訛った「イェーテボリ」がある。

なおスウェーデンでは、ゴート族がヨーロッパ、アジア、アフリカを支配したという伝承があり、スウェーデン人がゴート族の末裔であると言う、「ゴート起源説」が、16世紀に唱えられ、17世紀のスウェーデンによる三十年戦争介入の動機となった。
update:2010年07月25日